男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は1日、シングルス準決勝が行われ、第2シードのJ・シナー(イタリア)が第3シードのA・ズベレフ(ドイツ)に6-0, 6-1のストレートで圧勝し初の決勝進出を果たすとともに、初優勝と世界ランク1位奪還に王手をかけた。
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24歳で世界ランク2位のシナーが同大会に出場するのは2年ぶり4度目。最高成績は2023年のベスト16となっていた。
今大会は初戦の2回戦で世界ランク41位のZ・ベルグス(ベルギー)、3回戦で同21位のF・セルンドロ(アルゼンチン)、準々決勝で第5シードのB・シェルトン(アメリカ)を下し4強入りした。
28歳で世界ランク3位のズベレフとの顔合わせとなった準決勝、シナーはファーストサービス時に90パーセントの確率でポイントを獲得し相手に1度もブレークポイントを与えず、リターンゲームでは6度のブレークに成功。フィジカルコンディションに苦しむ様子がみられたズベレフに対しわずか1ゲームしか失わず、1時間2分で決勝進出を果たした。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトに試合後のシナーのコメントを掲載している。
「彼(ズベレフ)が今日そうだったように、フィジカルを落とすとサーブで最大限のパワーを発揮できなくなる。決勝に進出できたのは嬉しいが、こんな形での決勝進出は望んでいなかった。サーシャ(ズベレフ)との対戦はいつも特別なものだが、今日の彼は明らかに100パーセントの状態ではなかった。それが見て取れた」
勝利したシナーは決勝で第9シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦する。オジェ アリアシムは準決勝で第13シードのA・ブブリク(カザフスタン)を下しての勝ち上がり。
なお、シナーは今大会で優勝すると約2ヵ月ぶりにC・アルカラス(スペイン)から世界ランク1位の座を奪還することになる。
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