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重鎮ナブラチロワ、大坂なおみを批判

ナブラチロワ、大坂なおみ
(左から)ナブラチロワと大坂なおみ
画像提供: ゲッティイメージズ
テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は22日、女子シングルス2回戦が行われ、第16シードの大坂なおみが世界ランク41位のS・チルステア(ルーマニア)を6-3, 4-6, 6-2のフルセットの激闘の末に下し、2年連続8度目の3回戦進出を果たした。この試合後、両者は口論となり一触即発の事態となったが、この騒動について元世界ランク1位のM・ナブラチロワ(アメリカ)は大坂を批判した。

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28歳で世界ランク17位の大坂が同大会に出場するのは3年連続10度目。2019年と2021年に優勝を飾っている。5年ぶり3度目のタイトル獲得を狙う今大会は、1回戦で世界ランク65位のA・ルジッチ(クロアチア)を下し2回戦に駒を進めた。

2回戦は35歳のチルステアとの顔合わせに。チルステアは今季での引退を表明しており、今回が最後の全豪オープン出場となっていた。

そして迎えた2回戦は、両者ともに質の高いプレーを披露し1セットオールでファイナルセットに突入する。ファイナルセットでは第1ゲームで大坂が先にブレークを果たす。

その後、大坂から4-2で迎えたチルステアのサービスゲームの30-30の場面。ここでチルステアはファーストサービスをフォルトする。すると、大坂はこれまでの試合でも幾度となくみせてきた自らを鼓舞する「カモン」という声を出した。

するとこれにチルステアが反応。審判に「今の(ファーストサービスとセカンドサービスの間に声を出すこと)はいいの?」と質問。これに主審は「あなたがまだボールを持っていなかったので、問題ありません」「あなたがまだサーブ(のモーション)を行っていなかったので、あなたへの妨害にはなりません」と回答した。

納得のいかない様子を見せたチルステアだったがプレーはそのまま続行。結局このゲームで大坂が2度目のブレークを果たし勝負を決めた。

試合後、チルステアは大坂に対しそっけない握手を交わした。この態度をとったチルステアに対し大坂が声をかけると、チルステアは「フェアプレーが何かわかっていない」と大坂にまくしたてた。

これに大坂は戸惑ったような表情を見せたが、それ以上の口論には発展せず、試合は後味の悪い幕切れとなった。

その後、オンコートインタビューで大坂は「どうやら彼女(チルステア)はたくさんの『カモン!』(大坂が自身を鼓舞する声)に腹を立てていたみたいです。とにかく、私は良いプレーをしようと努力しました。アンフォーストエラーはたくさんあったと思いますが、ベストを尽くしました。彼女は素晴らしい選手です。彼女にとってこれが最後の全豪オープンだったと思います。すいません。彼女はそれに怒っていたようです」と語った。

インタビュアーから「彼女はファーストサービスとセカンドサービスの間にあなたが自身を鼓舞する声を聞いたので不満を言っていました。それが問題になったんですか?」と問われた大坂は「そうだと思いますけど…彼女は私に言ってくれてもよかったのではないでしょうか…」と言葉に詰まりながら答え最後に「ごめんなさい」と付け加えた。

さらに、試合後の会見でも大坂はこの騒動について言及した。

「私はこれまで(自身を鼓舞する声について)誰にも文句を言われたことがないです。それに、審判も私が間違っているとは言っていませんでした。審判が大丈夫って言っていたので、私も『わかった』って思いました」

また、大坂は今後チルステアと今回の件について話すことがあるか問われると、試合後の自身の言動について「謝罪したい」と反省の弁を述べるとともに、今回の件について相手の気をそらすつもりはなかったと釈明した。

「こういうことは初めてなんです。だから、このままにして次『元気?』って声をかけるべきなのか、分からないです。少し混乱しています」

「でも、彼女がとても感情的になっていたのは理解しています。そして、謝罪したいです。コート上で最初に言った数言は失礼だったと思います。私は人に失礼なことを言うのは好きではありません」

「だから、もし彼女がそのことについて話したいなら、もちろんそうします。ただ私は、頭の中で自分を奮い立たせているときに『よし、相手の気をそらそう』なんて考えません。これは純粋に私のためだったんです」

今回の騒動では「ルール上問題ない」と大坂を擁護する声も多くある中、海外メディア「Tennis Channel」に出演した元世界ランク1位で四大大会では単複を通じ59度の優勝を誇る69歳のテニス界の重鎮ナブラチロワは大坂の行為を批判した。

「試合後の彼女の言葉は理解できる。あの瞬間はヒートアップしていた。彼女はチルステアの握手のときの反応に驚いたのでしょう」

「でも、相手のファーストサービスとセカンドサービスの間に大きな声で言葉を発するのはダメ。大坂が『カモン』と言った時、チルステアはセカンドサービスを打つ準備をしていた。これは間違っている。でも、わざとそうしたとは思えない。彼女は気づいていなかった。『カモン』と言いたくても、心の中に留めておくべきだ」

さらに、男子テニスで世界ランク4位のN・ジョコビッチ(セルビア)の妻として知られるエレナ・ジョコビッチも試合後にインスタグラムで「これが妨害行為とされないなんて驚きだ。セカンドサービスの間に観客が拍手したり叫んだりしている時、主審は選手の邪魔になるからサービスの合間に叫ばないようにと指示する。ポイントはまだ終わっていない。ソラナ(チルステア)はファーストサービスをミスしてセカンドサービスに集中していて、少し間があっただけ。ファーストサービスのミスに拍手するのだって失礼だ。主審となおみがそれをフェアだと思ったなんて驚きだ。私が見逃したルール変更があったの?」と痛烈に批判した。

なお、大坂は3回戦で予選勝者で世界ランク168位のM・イングリス(オーストラリア)と対戦する。イングリスは2回戦で同48位のL・シゲムント(ドイツ)を下しての勝ち上がり。

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(2026年1月23日15時27分)

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