男子テニスのバンダ・ファーマシューティカルズ・ヘレニック・チャンピオンシップ（ギリシャ/アテネ、ハード、ATP250）は日本時間４日（現地３日）、シングルス１回戦が行われ、ワイルドカード（主催者推薦）で出場している世界ランク１５９位のＳ・ワウリンカ（スイス）が同８０位のＢ・ファン・デ・ザンスフルプ（オランダ）を2-6, 7-6 (7-5), 7-5の激闘の末に逆転で破り、初戦突破を果たした。

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４０歳のワウリンカが同大会に出場するのは今回が初。この日行われた１回戦では、３０歳のファン・デ・ザンスフルプとの顔合わせとなった。

この試合、２度のブレークを奪われ第１セットを先行されたワウリンカだったが、両者キープ合戦となった第２セットでは、タイブレークを制しセットカウントを1-1とする。

迎えたファイナルセット、２度のブレークポイントを凌いだワウリンカが終盤の第１１ゲームでブレークを果たし勝利。２時間２０分の激闘を制し２回戦に駒を進めた。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはワウリンカのコメントが掲載されている。

「これが僕が今もプレーを続ける大きな理由の１つなんだ。感情が溢れる瞬間を味わい、観客が応援してくれて、エネルギーを与えてくれる。その感覚は今でも素晴らしいよ。テニスをやめたら、この感覚はもうどこでも得られない」

なお、ワウリンカは２回戦で第２シードのＬ・ムセッティ（イタリア）と対戦する。今大会は上位４シードが１回戦免除のため、ムセッティは２回戦が初戦となる。

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