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ジョコ 最多タイ8度目Vに王手

ノヴァーク・ジョコビッチ
ウィンブルドン決勝に進出したジョコビッチ
画像提供: ゲッティイメージズ
テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は日本時間13日(現地12日)、男子シングルス準決勝が行われ、第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第25シードのL・ムセッティ(イタリア)を6-4, 7-6 (7-2), 6-4のストレートで破り、4年連続10度目の決勝進出を果たすと共にR・フェデラー(スイス)に並び大会最多となる8度目の優勝に王手をかけた。

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37歳で世界ランク2位のジョコビッチは先月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で右ひざを負傷し準々決勝を前に棄権すると、その後手術を敢行。

ウィンブルドン出場は危ぶまれていたが参戦を決めると1回戦で世界ランク123位のV・コプリバ(チェコ)、2回戦ではワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク277位のJ・ファーンリー(イギリス)、3回戦で同47位のA・ポピリン(オーストラリア)、4回戦で第15シードで世界ランク15位のH・ルーネ(デンマーク)を下し8強入り。

準々決勝では第9シードのA・デ ミノー(オーストラリア)と対戦予定だったが、試合前にデ ミノーが負傷により棄権したため4年連続13度目のベスト4進出を決めた。

そして準決勝では世界ランク25位で22歳のムセッティと対戦。第1セット、第6ゲームでブレークチャンスを掴んだジョコビッチは粘りを見せムセッティのミスを誘いブレークに成功。サービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームでブレークバックを許したものの直後の第10ゲームで2度目のブレークを奪い先行する。

続く第2セット、第1ゲームでダブルフォルトを犯すなどミスからブレークポイントを握られたジョコビッチはムセッティにバックハンドウィナーを決められ、いきなりブレークを許す。それでも第6ゲーム、強烈なリターンエースを沈めブレークバックに成功。その後は互いにサービスキープしタイブレークにもつれ込む。

開始から2度のミニブレークに成功し3ポイントを連取したジョコビッチ。鋭いフォアハンドウィナーを決められ1度はミニブレークを返されるもその後は安定したプレーでリードを保ちセットカウント2-0と勝利に王手をかける。

そして第3セット、ジョコビッチは第1ゲームで粘りのプレーからブレークチャンスを掴むと最後はパッシングショットを決めブレークに成功。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームではこのセット初のブレークポイントを握られるも凌ぎキープし、2時間48分で勝利した。

勝利したジョコビッチは決勝戦、昨年王者で第3シードのC・アルカラス(スペイン)と対戦する。アルカラスは準決勝で第5シードのD・メドベージェフを6-7 (1-7), 6-3, 6-4, 6-4の逆転で下しての勝ち上がり。

両者は過去に5度顔を合わせておりジョコビッチの3勝2敗。直近では昨年11月の最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)準決勝で対戦しており、ジョコビッチが6-3, 6-2のストレート勝ちを収めている。

なお、昨年のウィンブルドン決勝でも対戦しており、その時はアルカラスが4時間42分に及ぶ死闘を1-6, 7-6 (8-6), 6-1, 3-6, 6-4のフルセットの末に制し大会初優勝を成し遂げている。

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(2024年7月13日3時54分)

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