テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は20日、男子シングルス3回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク122位の
A・カゾー(フランス)が第28シードの
T・フリークスポール(オランダ)を6-3, 6-3, 6-1のストレートで破り、グランドスラム初のベスト16進出を果たした。なお、ワイルドカードで出場した選手が全豪オープンで16強入りするのは2012年の
L・ヒューイット(オーストラリア)以来12年ぶりとなった。
>>オジェアリアシムvsメドベージェフ 1ポイント速報<<>>ジョコビッチ、アルカラスら全豪オープン組合せ<<21歳のカゾーが全豪オープンに出場するのは今回が初。1回戦で世界ランク33位の
L・ジェレ(セルビア)を下すと2回戦では第8シードの
H・ルーネ(デンマーク)を破る金星を挙げて3回戦進出を決めた。
この日、カゾーは14本のサービスエースを決めファーストサービスが入ったときに85パーセントの高い確率でポイントを獲得し1度もブレークポイントを握られず。アンフォーストエラーを34本記録した世界ランク31位のフリークスポールに対し、自身は13本に抑える。試合を通して35本のウイナーを決めるなど主導権を握ると5度のブレークに成功し1時間46分で勝利した。
試合後の会見でカゾーは「自分のパフォーマンスには満足しているよ。今日は良い試合ができた。試合中はずっと、自分のプレーに集中していたんだ。準備はできていた。僕にとってはいい試合だったしグランドスラム2週目に進めてうれしいよ」とコメントした。
また、全豪オープンにおいてワイルドカードで出場した選手が16強入りするのは2012年のヒューイット以来12年ぶりだと知らされたカゾーは「知らなかったよ(笑)。とてもいいね。でも、僕は次に集中している。大会がまだ続くことを願っているんだ。限界は決めないし、何が起こるか楽しみだよ」と述べた。
勝利したカゾーは4回戦で第9シードの
H・フルカチュ(ポーランド)と対戦する。フルカチュは3回戦で第21シードの
U・アンベール(フランス)を3-6, 6-1, 7-6 (7-4), 6-3の逆転で下しての勝ち上がり。
同日には第2シードの
C・アルカラス(スペイン)、第19シードの
C・ノリー(イギリス)、世界ランク60位の
M・キツマノビッチ(セルビア)が16強に駒を進めた。
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