男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は4日、シングルス決勝が行われ、K・カチャノフが第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を7-5, 6-4のストレートで破り、ATPマスターズ1000初優勝を果たした。
決勝戦、カチャノフはミスを重ねるジョコビッチから主導権を握り第1セットを先取すると、第2セットは第3ゲームで先にブレークに成功。その後もリードを守り1時間37分で勝利、両手を突き上げて喜びを爆発させた。
ロシア勢男子のATPマスターズ1000制覇は、2009年の上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)で優勝した
N・ダビデンコ(ロシア)以来 約9年ぶり。
また、BNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)、マイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)の
J・イズナー(アメリカ)に続き今季3人目となるATPマスターズ1000初のタイトルを獲得した選手となった。
男子テニス協会のATP公式サイトには「自分にとって本当に大きな意味がある。こんな形でシーズンを終えられるなんて、これ以上幸せなことはない」とカチャノフのコメントが掲載されている。
この日でジョコビッチの連勝記録を22でストップさせたカチャノフは「ノヴァーク(ジョコビッチ)と戦う際、第1にネットへ出てはいけない。なぜなら、彼は信じられないパッシングショットを打つから。コートの中へ踏み込んでネットへ出る時は、本当に正しいショットの選択をしなければいけない。自分のテニスは攻撃的なもので、よりコートの中へ踏み込んだ」と振り返った。
22歳のカチャノフは、5日に発表された世界ランキングで自己最高の11位へ浮上した。
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