テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は大会2日目の28日、男子シングルス1回戦が行われ、第6シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク41位の
M・フチョビッチ(ハンガリー)を6-3, 3-6, 6-4, 6-0で破り、初戦突破を果たした。
>>錦織vsモンフィス 1ポイント速報<<>>錦織ら全米OP対戦表<<>>大坂ら全米OP対戦表<<この日、ジョコビッチは第2セットを落とすと、第3セットは今年5月のバンク・エリック・ストゥルザ・ジュネーブ・オープン(スイス/ジュネーブ、レッドクレー、ATP250)でツアー初優勝を飾ったフチョビッチにゲームカウント2-4とリードを許す。
しかし、前哨戦のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)で史上初となる「ATPマスターズ1000」全9大会制覇の『ゴールデン・マスターズ』を達成したジョコビッチは息を吹き返す。第7ゲームから4ゲームを連取すると、第4セットは1ゲームも与えずに2時間59分で勝利した。
この日は気温が40度近くまで達したため、大会側がエクストリーム・ヒート・ポリシーを発表。エクストリーム・ヒート・ポリシーとは、男子の試合で第3・第4セット終了後に10分の休憩時間を設けるというもの。
過酷な状況の中を戦い抜いたジョコビッチは試合後の会見で「10分間の休憩は最高だと思った。とても必要だと思う。ロッカールームへ帰って着替えができ、シャワーを浴びれて、軽く何かを食べて、リフレッシュして日陰や涼しい部屋にいて、そしてまた外へ出る。全く違う。リフレッシュした気分」と振り返った。
また、アイスバスに入ったことも明かした。
「同じアイスバスに入ったわけではない、隣同士でね。45秒とか1分とかそれくらい。それで出てしまう。体に刺激を与えるだけ。とても暑かったから、頭とか全てが沸騰していた気分だった。気温はかなり高かったから、自分自身をリフレッシュするために少し何かをしたかった」
酷暑の中で棄権は考えたかとの問いには「それはない。最後までやれないとは思もわなかった。試合が進むにつれて状態がよくなってくれることを願っていたし、祈っていた。特に10分間の休憩の後は、明らかによくなったと感じた。最初の3セットは、お互いにとってサバイバルだった」とコメント。
「こんな日もあるし、どうやって辛抱して特殊な状況に対処しなければならないかを探り出さなければならないような試合だってある」
2回戦では、世界ランク61位の
T・サングレン(アメリカ)と対戦する。
上位シード勢が勝ち進むと、3回戦で第26シードの
R・ガスケ(フランス)、4回戦で第12シードの
P・カレノ=ブスタ(スペイン)、準々決勝で第2シードの
R・フェデラー(スイス)と対戦する組み合わせ。
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【放送予定】
8月27日(月)~9月10日(月)
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