テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は7日、女子シングルス4回戦が行われ、第2シードの
S・ハレプ(ルーマニア)が第24シードの
S・リシキ(ドイツ)を6-7 (6-8), 7-5, 6-2の逆転で下し、大会初のベスト8進出を決めた。
>>全米オープン対戦表<<この試合、第1セットを落としたハレプは第2セットもリシキの強打に苦しむも、何とかセットカウント1-1とする。ファイナルセットでは両者足を引きずるなどギリギリの戦いの中、このセットだけで18本の凡ミスを犯すリシキに対し、世界ランク2位の力を発揮したハレプは2度のブレークに成功し、2時間38分で死闘を制した。
準々決勝では第20シードの
V・アザレンカ(ベラルーシ)と対戦する。
ハレプはグランドスラムで2014年の全仏オープン準優勝が自己最高成績。その時は決勝で
M・シャラポワ(ロシア)に敗れた。
一方、全米オープン初のベスト8進出を逃したリシキは、今大会前哨戦のバンク・オブ・ウエスト・クラシック1回戦で
クルム伊達公子(日本)に逆転で敗れていた。グランドスラムでは2013年のウィンブルドンで決勝進出を果たしており、その時は
M・バルトリ(フランス)に敗れ準優勝に甘んじた。
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