女子テニスツアーのリオ・オープン女子(ブラジル/リオデジャネイロ、クレー)は23日、シングルス決勝が行われ、第5シードで22歳の
奈良くるみ(日本)が第1シードの
K・ザコパロバ(チェコ共和国)を6-1, 4-6, 6-1のフルセットで下し、WTAツアー初優勝を飾った。
決勝戦、奈良くるみは5度のブレークを許すも、ザコパロバのサービスゲームでは23度のブレークチャンスから9度のブレークに成功し、2時間3分で勝利した。
初優勝の奈良くるみは「初めてのタイトル獲得。とても嬉しい。」と、喜びのコメント。
今大会で奈良くるみは1回戦で
シェ・シュイェン(台湾)、2回戦でA・フリードサム(ドイツ)、準々決勝で
L・ドミンゲス=リノ(スペイン)、準決勝で
N・ボルネット(イタリア)、そして決勝でザコパロバに勝利して初優勝。
《奈良くるみが初のツアー決勝進出、フルセットマッチ制す<リオ・オープン女子>》《初の決勝なるか、奈良くるみが2度目のベスト4進出<リオ・オープン女子>》奈良くるみは、昨年の全米オープンでグランドスラム初の3回戦進出。そして、今年は全豪オープンでも3回戦へ駒を進めた。
また、昨年のHPジャパン女子オープンでツアー初のベスト4へ進出していた。
一方、奈良くるみに敗れたザコパロバは、1セットも落とさずに決勝へ駒を進めていた。これまで2度のツアー優勝を飾っているが、最後にタイトルを獲得したのは2004年。以降は決勝進出果たすも、今回で12連続の準優勝となった。
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