女子テニスツアーのKDB韓国オープン(韓国/ソウル、ハード)は19日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク63位の
クルム伊達公子(日本)が第2シードで格上の
M・キリレンコ(ロシア)を6-3, 6-1のストレートで下す金星をあげ、ベスト8進出を果たした。
この試合、クルム伊達はキリレンコに2ブレーク許すも、ファーストサーブが入った時に70パーセントの確率でポイントを獲得。さらにキリレンコのサービスゲーム時に、リターンから果敢に攻め続けたクルム伊達は、8度のブレークチャンスから6度のブレークに成功し、1時間14分で8強入りを決めた。
準々決勝でクルム伊達は、元世界ランク4位の
F・スキアボーネ(イタリア)と対戦する。
1回戦でクルム伊達は
H・ワトソン(英国)を逆転で下し、キリレンコとの2回戦へ駒を進めていた。
今大会は上位シード勢が早期敗退する中、第1シードの
A・ラドワンスカ(ポーランド)と第3シードの
A・パブリュチェンコワ(ロシア)はベスト8へ進出している。
クルム伊達は今大会のダブルスに
J・ゴルゲス(ドイツ)とペアを組み第2シードで出場したが、初戦で
C・チャン(台湾)/ Y・シュー(中国)組に敗れてしまった。
今季、クルム伊達は、全豪オープンシングルスで1995年以来18年ぶりとなる3回戦進出、さらにウィンブルドンでは1968年のオープン化以降最年長となる3回戦進出を果たした。全米オープンでは1回戦で
P・オルマエチェア(アルゼンチン)にストレートで敗れ、18年ぶりの初戦突破とはならなかった。
その他の日本勢では
土居美咲(日本)と予選を勝ち抜いた
尾崎里紗(日本)は初戦敗退。
穂積絵莉(日本)、
久見香奈恵(日本)、
田中真梨(日本)、
宮村美紀(日本)、
美濃越舞(日本)、
岡田上千晶(日本)、
波形純理(日本)は予選で姿を消した。
また、ダブルスでは第3シードの
青山修子(日本)/ M・モートン=レヴィ(アメリカ)組はベスト4進出を果たしたが、
瀬間詠里花(日本)/
瀬間友里加(日本)組は準々決勝で敗れた。
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