男子テニスツアーのAEGON国際オープン男子（イギリス/イーストボーン、賞金総額４６万８,４６０ユーロ、芝）は１７日、シングルス１回戦が行われ、地元から主催者推薦で出場のＫ・エドモンド（イギリス）が予選を勝ち上がったＫ・ド=シェッパー（フランス）を6-4, 6-4のストレートで下し、ATPツアーで初の勝利を飾った。
世界ランク４４２位で１８歳のエドモンドは、１０度行った自身のサービスゲームで、同８２位のド=シェッパーにわずか９ポイントしか与えないサービスゲームを展開。
さらに、各セットで１度ずつのブレークに成功したエドモンドは、ド=シェッパーに対して完璧なプレーを披露し、わずか１時間４分の快勝でATPツアー本戦での初勝利を飾った。
エドモンドは、先週イギリスのロンドンで行われたAEGON選手権にも主催者推薦で出場し、ATPツアー本戦へデビューしたものの勝利をものにする事が出来なかった。また、今年の全仏オープン・ジュニアでエドモンドは、ダブルスで優勝を飾るなど、イギリスの期待の若手選手である。
試合後、エドモンドは「先週の敗戦後に、よりハードな練習をしていたんだ。あの試合でもっと良く出来るはずだと思ったところを重点的にね。特にリターンは集中していたんだ。今回もビッグサーブを持つ選手との対戦だった。とにかく、リターンを多く返して、そこから展開させようとした。それが上手くいった。こうして主催者推薦をもらった大会で、この素晴らしいチャンスをもらって勝利を飾れて、本当に嬉しい。」と、喜びを語った。
エドモンドは２回戦で、第２シードのＧ・シモン（フランス）と対戦する。
今大会は上位シード４選手が１回戦を免除されているため、２回戦から登場する。第１シードにはＭ・ラオニチ（カナダ）、第２シードにシモン、第３シードにＰ・コールシュライバー（ドイツ）、第４シードにＪ・モナコ（アルゼンチン）と続く。
今大会の優勝賞金は８万４,５５０ユーロ。
■関連記事■
《元世界７位ベルダスコが逆転でシードダウン演出＜AEGON国際オープン＞》
《錦織が世界８位デル=ポトロと芝で調整＜ウィンブルドン＞》
《錦織がトップ１０入りまで、あと１つに迫る＜世界ランキング＞》
《３１歳フェデラーがウィンブルドン連覇へ弾み、今季初タイトル＜ゲリー・ウェバー・オープン＞》
この日行われた試合結果は以下の通り。
●Ａ・ドルゴポロフ（ウクライナ）(6) vs. ○Ｆ・ベルダスコ（スペイン）, 6-1, 3-6, 2-6
○Ａ・セッピ（イタリア）(7) vs. ●Ｇ・ルファン（フランス）, 3-6, 6-3, 6-4
○Ｆ・フォニュイーニ（イタリア）(8) vs. ●Ｇ・ゼミヤ（スロベニア）, 6-7 (6-8), 6-2, 6-4
●Ｋ・ド=シェッパー vs. ○Ｋ・エドモンド, 4-6, 4-6
○Ｒ・ハリソン（アメリカ） vs. ●Ｐ・Ｈ・マチュー（フランス）, 6-4, 2-6, 7-6 (7-4)
●Ｊ・ブレイク（アメリカ） vs. ○Ａ・ラモス（スペイン）, 2-6, 4-6
（2013年6月18日13時31分）
世界1位 準Vに涙「本当に辛い」 
