全米で爆発したロブソン「プレッシャーを感じている」◇広州国際女子OP

女子テニスツアーの広州国際女子オープン（中国/広州、賞金総額２２万ドル、ハード）は１９日、シングルス２回戦残り全８試合が行なわれ、先に行われた全米オープンで話題を集めたＬ・ロブソン（英国）が第２シードの鄭潔（中国）を6-3, 6-3のストレートで退けるなど好調を続け、今季２度目のツアー８強入りに成功した。

その全米オープンでは２回戦で引退したＫ・クレイステルス（ベルギー）を、３回戦でも昨年の全仏オープン覇者のＮ・リー（中国）を下す活躍を見せて世界の注目を集めた１８歳のロブソンは、この日も鄭潔に対し各セットの序盤でブレークに成功するなど、試合を通して主導権を握り１時間３２分のストレートでシードダウンを奪う金星を飾った。

「鄭潔はとても動きが早いから、攻撃的なプレーに努めなければならなかった。今日は体調も万全で、良いプレーも出来た。全米後には多くの期待とプレッシャーを感じているけど、ただテニスに集中して更に良い選手になるためにコートに立っているの。今は自分に自信もあるし、目標を達成出来ると信じているわ。」とロブソンは、注目を集めるプレッシャーを感じつつ、自信に満ちている事も語っていた。

ベスト４進出をかけてロブソンは、予選を勝ち上がったＮ・ルアングナムを6-2, 6-1の快勝で下した第７シードのＳ・ポン（中国）と準々決勝で対戦する。ポンとの対戦には「数日前に彼女と一緒に練習をしたの。彼女も鄭潔と同じようなプレーをすると感じている。だから今日のように積極的なプレーをするように努力したい。」と、試合への意気込みを加えていた。

この日行われた試合結果は以下の通り。

Ｌ・ロブソン ○-× 鄭潔 (2), 6-3, 6-3
Ｓ・シルステア（ルーマニア） (3) ○-× Ｙ・デュアン, 6-1, 7-6 (7-0)
Ｕ・ラドワンスカ（ポーランド） (4) ○-× Ｍ・ミネッラ（ルクセンブルグ）, 6-2, 6-3
Ｃ・シーパース（南アフリカ） (5) ○-× Ｂ・ヨバノフスキ（セルビア）, 6-4, 6-1
Ｓ・ポン (7) ○-× Ｎ・ルアングナム, 6-2, 6-1
Ａ・コルネ（フランス） (8) ○-× Ｏ・ゴヴォルツォバ（ベラルーシ）, 6-4, 0-0, 途中棄権
Ｍ・ヨハンソン（フランス） ○-× Ｓ・ゼン, 6-2, 4-6, 7-5
謝淑薇 ○-× Ｋ・チャン（台湾）, 6-0, 6-3

今大会の優勝賞金はシングルス３万７０００ドル。

(翻訳/弓削忠則)