男子テニスツアーのメルセデス・カップ（ドイツ/シュトゥットガルト、賞金総額４５万ユーロ、クレー）は１２日、シングルス１回戦１１試合が行われ、第３シードのＭ・ヨージニ（ロシア）がＰ・ペッツシュナー（ドイツ）に6-3, 6-3で勝利、順当に２回戦に進出した。
２００２年に今大会で優勝し、自身初となるATPタイトルを手に入れていたヨージニは、試合を通して４度のブレークをペッツシュナーから奪うと、１時間１０分で初戦突破を決めた。
この日は第２シードのＪ・メルツァー（オーストリア）、第６シードのＮ・ダビデンコ（ロシア）らが登場したが、それぞれ初戦で姿を消す波乱の展開となっている。
その波乱を演出したのはＳ・ヒラルド（コロンビア）とＣＭ・ステベの２人。ヒラルドはメルツァーを6-4, 7-5で、主催者推薦で出場のステベはダビデンコを3-6, 6-1, 6-4で下し、それぞれ２回戦に進出している。
３度目の対戦で初めてメルツァーから勝利を挙げたヒラルドは、今年２月に行われたサンティアゴ大会で準優勝を飾っていた。
２０歳で世界ランク１９７位のステベは、今大会が今季３度目となるツアー本戦出場で自身初となるツアーレベルでの勝利となった。ステベは今季、ハーレとウィンブルドンで本戦に出場するも、それぞれ初戦で敗退していた。
この他の試合の結果は以下の通り。
Ｆ・デル=ボニス ○-× Ｆ・マイヤー（ドイツ） (5), 6-2, 6-3
Ｐ・アンジャー（スペイン） ○-× Ｖ・クリヴォイ（ルーマニア）, 6-2, 6-1
Ｐ・サーべナック ○-× Ｍ・ズベレフ（ドイツ）, 6-4, 4-6, 6-2
Ｂ・パイユ（フランス） ○-× Ｅ・ドンスコイ, 6-7 (3-7), 6-4, 6-2
Ｌ・クボット（ポーランド） ○-× Ｄ・ヒメノ=トラバー（スペイン）, 7-6 (7-2), 3-6, 6-2
Ｆ・フォニュイーニ（イタリア） ○-× Ｒ・ケルン, 6-4, 6-1
Ｊ・Ｃ・フェレーロ（スペイン） ○-× Ｂ・クニッテル, 6-2, 6-4
Ｊ・シャーディ（フランス） ○-× Ｔ・カンケ（ドイツ）, 7-6 (7-1), 6-1
今大会の優勝賞金は６万８８５０ユーロ。
（2011年7月13日11時17分）
死闘制し全仏OP優勝「やり遂げた」 
