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女子テニスツアーのブリュッセル女子オープン(ベルギー/ブリュッセル、賞金総額61万8000ドル、クレー)は大会2日目の17日、シングルス1回戦残り10試合が行われ、日本期待の森田あゆみ(日本)が鄭潔(中国)を6-4, 4-6, 6-1のフルセットで退け、2回戦進出を決めた。
両者サービスキープで始まった第1セットだったが、第4ゲームで鄭潔が先にブレークするも森田もすかさずブレークバック。その後、お互いに譲らない展開の4-4から森田がこのセット2度目のブレークを奪い、続く第10ゲームをしっかりキープし第1セットを先取に成功した。
第2セットの第1ゲームでは鄭潔のダブルフォルトで森田がブレークして始まるも、鄭潔もすぐさまブレークバックに成功。その後はブレーク合戦となった4-4からの第9ゲームで鄭潔がキープし続くゲームで、鄭潔はこのセット4度目のブレークを森田から奪いセットオールへと追いついた。
勝敗を決める第3セットでも第3ゲームで先にブレークに成功した森田は、第5ゲームでも2度目のブレークを果たし5-1とリードを広げる。続く鄭潔のサービスゲームではダブルフォルトを犯した鄭潔に付け入り、再びブレークに成功すると2時間06分で初戦突破を決めた。2回戦で森田はC・デラクア(オーストラリア)とベスト8入りを懸けて対戦する。
その他、この日登場したシード勢も順当に勝利を飾った。第3シードで昨年の全仏オープン覇者のF・スキアボーネ(イタリア)がT・ピロンコバ(ブルガリア)を6-2, 7-5で、第4シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)もA・ロディオノワを6-2, 6-3と、いずれもストレートで退け2回戦へ進んだ。
第1セットではサーブの調子が今一つだったスキアボーネは2度のブレークをピロンコバに許すも、4度のブレークに成功し先取。第2セットに入ると両者サーブの調子を上げ、1度ずつブレークし接戦となるも実力に勝るスキアボーネが終盤で2度目のブレークに成功し、1時間32分で勝利を手にした。
「風が強い時はなかなか調整するのが難しい。それでも今日は試合を楽しめました。全仏も目前に迫っているので、たくさん試合をこなす必要があります。走り回ってエネルギーが上がって行くのを感じるために。今週はそれが必要なのです。」とスキアボーネが試合後のインタビューで語り、全仏の2連覇への意気込みを表した。
ヤンコビッチは、ロディオノワに対し得意のストロークで圧倒。第2セットでは1-3と劣勢から5ゲームを連取し、試合の主導権を握り、1時間33分のストレートで退け初戦突破を決めた。
「厳しいコンディションでした。風があって寒かった。ここ数週間の状況とはかなり違いました。それでも集中してボールをしっかり見ることだけを心掛けました。こうして次のラウンドへ進めたことは嬉しいですね。このまま自分のプレーを続けて行きたい。」と試合中の気持ちを語ったヤンコビッチは今後の抱負も加えていた。
スキアボーネはZ・オンドラスコバ(チェコ共和国)を7-5, 6-3で下したラッキー・ルーザーのI・ファルコニと、ヤンコビッチはS・アービッドソン(スウェーデン)とそれぞれ2回戦で対戦する。
その他の試合結果は以下の通り。
Y・ウィックマイヤー(ベルギー) (6) ○-× K・カネピ(エストニア), 6-1, 4-6, 7-5
A・ドゥルゲル(ルーマニア) (7) ○-× P・エルコグ(スロベニア), 2-6, 6-4, 6-2
S・ポン(中国) (8) ○-× K・フリッペンス(ベルギー), 6-0, 1-6, 6-3
A・スピアズ(アメリカ) ○-× C・シーパース(南アフリカ), 6-3, 6-1
G・ウォスコボエワ(カザフスタン) ○-× A・サバイ(ハンガリー), 5-2, 途中棄権
A・ヴァン=ウイトヴァンク ○-× P・シュニーダー(スイス), 6-3, 2-6, 6-2
またダブルスの1回戦にA・ケタボング(英国)とのペアーで登場した森田だったが、アービッドソン/A・クレパック(スロベニア)組に4-6, 6-3, 7-10で惜しくも敗れて初戦で姿を消した。
今大会の優勝賞金は10万3000ドル。
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