HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
女子テニスツアーのモーリラ・ホバート国際(オーストラリア/ホバート、賞金総額22万ドル、ハード)は土曜日に決勝戦を行い、地元期待の第6シードJ・グロス(オーストラリア)がダブルス巧者のB・マテック(アメリカ)を6-4, 6-3のストレートで下し、見事、優勝を飾った。グロスは優勝賞金3万7000ドルを獲得した。
今大会では2003年にA・モリック(オーストラリア)が優勝を飾っており、今回グロスはオーストラリア人として2勝目を挙げた。
決勝は強風に見舞われ両者ともにサービスキープに苦しんだが、その中でもグロスが落ち着いたプレーをみせ、マテックに付け入る隙を与えなかった。
試合後、グロスは「今週は雨も降りましたし、決勝は強風でとてもいい決勝戦とは言えませんでした。難しい試合でした。サーブやストロークでリズムを取れず、時には風でボールが止まってしまいました。満足のいく試合はできませんでしたが、優勝できたので文句は言いません。地元での優勝は初めてですが、これが最後ではないことを願っています。」と話した。
スロバキア出身の23歳グロスは、ここ1年余り、目覚ましい成長を遂げている。昨年の全仏オープンとウィンブルドンでは4回戦まで進み、また9月には広州の大会でWTAツアー初優勝を飾っている。
今回の優勝でグロスは、最新の世界ランキングでトップ35に食い込む見込みだ。そのため、今季の全仏・ウィンブルドン・全米ではシードを獲得できる可能性が高まっている。
グロスは月曜日の全豪オープンの1回戦で、世界ランク21位のY・ウィックマイヤー(ベルギー)と対戦する。今回の優勝の勢いを維持しつつ、格上の強豪にどこまで食らいついていけるのか。注目が集まる。
一方、ノーシードから勝ち上がっていたマテックは、現在、絶好調。男女1選手ずつが参加する先週の国別対抗戦ホップマンカップでは、J・アイズナー(アメリカ)とのチームで優勝を飾っている。全豪でもシングルス・ダブルスの両方での活躍が期待される。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.