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ハッサン２世グランプリ（モロッコ、賞金総額５７万７千ドル、クレー）は２０日、シングルス２回戦を行い、第３シードのＡ・カイエリ（アルゼンチン）がＯ・パシャンス（フランス）を6-2, 7-5で退け、今季６大会目のベスト８進出を決めた。

元世界ランク１６位で現在３１歳のカイエリは今年、まだ準決勝以上に進出できておらず、今大会では昨年７月以来のツアー４強入りを狙っている。次の試合では、Ｄ・フルバティ（スロバキア）を6-3, 7-5で下した元覇者のＹ・エル・アイナウイ（モロッコ）と対戦する。
エル・アイナウイは、同大会では２００２年に優勝したほか、２度の準優勝がある。また、最近の８試合では６勝をおさめるなど好調を維持している。

シード勢では、第４シードのＭ・ジケル（フランス）が元全仏オープン準優勝者のＧ・コリア（アルゼンチン）に6-1, 2-6, 7-6 (7-2)で競り勝った。

その他の試合では、２回戦でＧ・シモン（フランス）がＢ・パシャンスキ（セルビア）に3-6, 6-4, 6-3で、１回戦でＦ・ダンチェビッチ（カナダ）がＯ・エルナンデス（スペイン）に6-7 (4-7), 6-4, 7-6 (7-5)で勝っている。