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(イギリス、ロンドン)
薬物使用違反により大会出場停止処分を受けているM・プエルタ(アルゼンチン)は、その停止処分期間が現在の8年間から2年間へと軽減されることになった。スポーツ裁定裁判所の決定。
プエルタは昨年6月5日の薬物テストで陽性反応しており、そこから2年間はツアーに参戦できない計算となる。よって、来年半ばからはツアー復帰ができることになった。昨年12月にITF(国際テニス協会)が8年間の出場停止処分を発表した際には、実質的に彼のキャリアの終焉宣言と取られていた。
プエルタは、去年の全仏オープンでのR・ナダル(スペイン)との決勝で敗れた直後に、禁止されているエチレフリンという興奮剤反応を示した。プエルタは、奥さんがたまたまエチレフリンを含む薬を服用しており、その際に彼女が使ったコップにそのまま水を注いで飲んだのが原因で、全くの偶然だと弁明していた。ITFはその説明を理解するとしたが、プエルタの薬物反応は2度目であり、8年間の出場停止という重い処分を下した。
スポーツ裁定裁判所は、8年と言う期間はかかる薬物使用違反に対する処分としては、「説明がつかないほど重すぎる」とし、今回の軽減措置を決定した。
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