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(ドイツ、ハーレ)
ウィンブルドン前哨戦のゲリー・ウェバー・オープン(賞金総額80万ドル)は木曜日、シングルス2回戦などが行われた。
トップシードのR・フェデラー(スイス)は、この日の2回戦では、フランス期待の若手R・ガスケ(フランス)相手に、7-6(9-7), 6-7(7-9), 6-4と大苦戦を強いられたが、何とか準々決勝へ駒を進めた。本調子とは程遠い不安定なプレーだったフェデラーは、41ものミスを記録する苦しい展開ながらもガスケを退け、これで芝で38連勝目をマークした。
「かなりの接戦だったね。彼(ガスケ)は、第2セットのタイブレークでは大事なところでしっかりとポイントを取っていた。今日はベースラインからの打ち合いになったけど、芝でのストローク戦は自分には難しいところがあるね。」と、フェデラーは試合を振り返った。
昨年覇者のフェデラーは今大会を優勝で飾ると、5度のウィンブルドン覇者であるB・ボルグ(スウェーデン)の1976年から81年にかけて記録した、グラスコート連勝記録の41連勝に並ぶ計算になる。フェデラーは今月終わりから開催されるウィンブルドンでは4連覇の期待がかかっており、2002年のウィンブルドンの初戦で敗れて以来、芝では連勝を続けている。
また、現在世界ランキング1位をひた走るフェデラーは、先週の日曜日の全仏オープン決勝戦で優勝していれば、4大大会全てを連続して制する“年間グランドスラム”の偉業を達成するところだった。しかし、自身初の全仏決勝戦ではランキング2位の宿敵R・ナダル(スペイン)にセットカウント1-3で敗れ、その夢は来年以降へ持ち越しとなった。尚ナダルは、今週ステラ・アルトワ選手権に出場しており、今大会には参加していない。
これまで今大会3連覇中のフェデラーは、金曜日の準々決勝では第7シードのO・ロクス(ベルギー)と顔を合わせる。ロクスはこの日、2005年全豪覇者で、現在はランキングを下げているM・サフィン(ロシア)を4-6, 6-4, 6-1で破った。
その他の試合では、第5シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)と第6シードのT・ハース(ドイツ)も8強入りを決めた。ベルディフはJ・ノヴァーク(チェコ共和国)を6-3, 6-7(5-7), 7-5で、ハースもA・セッピ(イタリア)を6-1, 6-2で下していた。また、F・サントロ(フランス)がA・クレマン(フランス)を6-4, 7-6(7-2)で、R・ソデルリング(スウェーデン)がA・パベル(ルーマニア)を4-6, 6-3, 6-0で倒しており、ベルディフがサントロと、ハースがソデルリングと準々決勝で対決する。
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