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(フランス、パリ)
全仏オープン7日目、女子シングルス3回戦は、第2シードのK・クレイステルス(ベルギー)や、第12シードのM・ヒンギス(スイス)などが順調に勝ち上がる中、一昨年準優勝で第6シードのE・デメンティエワ(ロシア)が敗れる波乱があった。
今年度末での引退を表明しているクレイステルスは、第26シードのA・メディーナ=ガリゲス(スペイン)を6-3, 6-4で下して、4回戦進出を決めた。クレイステルスは今大会で過去2度準優勝を経験している。
クレイステルスは4回戦で第15シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)と対戦する。ハンチュコバは第21シードのN・デシー(フランス)を6-3, 3-6, 10-8で振り切っての4回戦。
クレイステルスは過去7度ハンチュコバと対戦しているが7戦全勝で、昨年の今大会でも3回戦で顔を合わせていた。
「明日が楽しみだわ。彼女のボールヒットは完璧ね。でも動きについては必ずしもベストといえないから、そこを突きたい。」と、クレイステルスはハンチュコバ戦に備えていた。
今季から復活、徐々に調子を上げてきているヒンギスはI・リスヤック(クロアチア)と対戦、6-1, 6-1のスコアで一蹴した。19歳のリスヤックは今大会がグランドスラム初挑戦だった。
ヒンギスは、97年と99年に今大会で準優勝しているが、今年は悲願の優勝となるか期待が募る。
「私もあれから成長したわ。17歳とか18歳だとまだ何も分かっていないものよ。今の私はもう18歳じゃないわ。いい意味でも悪い意味でも。動きについては以前のようには行かないけど、今の私には経験と精神的な安定感があるわ。」と、メンタルな余裕を持って勝ち進むヒンギス。
ヒンギスは4回戦で第31シードのS・ペア(イスラエル)と対戦、両者初顔合わせとなる。S・ペアはこの日デメンティエワを6-4, 7-5で撃破しての4回戦進出を決めている。
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